**
兄さんが病室に運ばれた。それから1時間ほどした頃、病室から空にぃが出てきた。
「空にぃ!! 兄さんはっ!?」
空にぃに向かって、俺は叫んだ。
「大丈夫だ。夜中まで起きてたから、疲れが出たんだろうな。ただなぁ……」
空にぃは苦虫をかみ潰したような顔をして、俺の真後ろにいた光にぃと翼にぃを見た。
「なん……すか……?」
光にぃが震えた声を出す。
「「みんな!!」」
その時、真凛と聖里奈が、走って俺たちの元に駆け寄ってきた。
「暁斗は大丈夫なの?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…