「じゃあ……」 俺は紅葉さんの手を、さらに力を込めて握った。 「あぁ、いいよ。全部終わったら迎えに来て。……待ってるから。俺の話の続きは、その後な。今は妖斗見つけるのが優先だろ」 「はい!」 笑って、俺は頷く。 「……お前って本当に、ムカつくくらい素直だな」 笑った俺を見て、紅葉さんは目じりを下げて言う。 「……そう見えるなら、たぶんそれは、妖斗達のおかげだと思います」 「ふーん?…… 良さそうな家族じゃん」 「はい!!」 その言葉に、俺は笑って頷いた。