ネェ、オレヲアイシテ?Ⅲ~Promise or Secrets~



「おー、いいじゃん!!」

 肩まで切られた俺の髪をななめ後ろから眺めながら、翼咲は言う。

「……似合ってるよ、兄さん」

 俺の真後ろにいた妖斗は、そう言って、満足そうに笑った。

 ……この笑顔が、もう二度と壊れないようにしないとな。

 俺はそう思いながら、妖斗に笑いかけた。


「うんうん、いいと思う!!」

「流石だな、聖里奈!!」

「フフ、光輝もね!」

 真凜と聖里奈と光輝も、満足気な様子だ。


「フッ。ありがとな2人とも。かなりスッキリしたよ」


 俺は聖里奈と光輝に、元気よく笑いかけた。