「どうすればいいんだよ……」


 呟き、俺は床に膝を着いた。


 妖斗……。



 もし兄さんが死んだら、妖斗は本当に自殺するのか?

 

 仮に自殺しなかったとしても、あいつの心は、今度こそ本当に壊れてしまうんじゃないか……?



「はぁ……」



 ため息をついて、俺は天井を見上げた。




 何をどうしたらいい。



 本当に、どうするのが正解なんだよ……。