ネェ、オレヲアイシテ?Ⅲ~Promise or Secrets~


 ピンポーンと、家のインターホンが鳴った。

「あ、翼咲出てー」

「はいはい」

 こしょこしょですねたのか、翼にぃは口をとがらせて玄関に行った。

「妖斗、紅葉、こっちこっち」

 光にぃは玄関からダイニングに繋がるドアに近づくと、笑いながら俺と紅にぃを手招きした。

 何だろう?

「もっ、桃花??」

「うん、桃花だよ。久しぶりー」

 耳を済ませたら、桃花の声が聞こえてきた。

「え、光にぃ……なんで?」

「俺が呼んだんだ。光輝になにか俺もできることないか相談したら、呼んで欲しいって言われたから」

 兄さんが俺を見ながら言う。

 なるほど。それで空我先生が外出を許可したのか。

「サプラーイズ!! びっくりしただろ?」

 光にぃはドアを開けると、翼咲の肩に腕を乗っけて叫んだ。

「……っ、このバカ光輝!!」

 翼にぃは泣いていた。

「ハイハイ、バカで結構。じゃあどうぞどうぞ、桃姫」

 光にぃは翼にぃを適当にあしらって、桃花にウィンクをした。

 あまりに調子がいい。

「はーい。お邪魔します!!」

 桃花は元気よく声を上げて、ダイニングに入ってきた。

 翼にぃと光にぃも少し遅れて入ってくる。

 それから俺達は十二時まで遊んだ。兄さんと桃花は九時前に病院に戻ったけれど。