「……ありがとな、光輝」
俺は笑って、光輝に礼を言った。
「はい!」
光輝は元気よく頷いた。
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「ここらへんか?」
翔太さんが光輝の部屋の床に布団をしいて呟く。
俺達はあの後、翔太さんの車が停めてあるとこにいって、トラックの中から敷布団と掛け布団と枕を出して、みんなで家に運んだ。
「はい、ありがとうございます。あとは掛け布団と枕ですね」
「光にぃ、入るよー?」
枕を持っている妖斗がドアを開けて部屋に入ってくる。続いて、掛け布団を持ってて両手がふさがっている翼咲が部屋に入ってきた。
「よし。これでいいな」
布団を敷き終わると、翔太さんは満足そうに言った。
「……布団とか、色々ありがとうございます」
俺は小さな声で礼を言った。
「……陽太、お前、大学行きたいか?」
「えっ」
急な提案に驚いて、俺は思わず声を上げる。
「……学校には、久しく行ってないんだろ。俺はこれでも、高校の理事長をやってんだ。だからお前が大学に行きたいっていうなら、知り合いの教授に頼んで、大学に入学させてやるよ。まぁそれでも、入学試験みたいなのは受けることになると思うけどな」
「……行かなくていいです」
「なんでだ?」
「……なんでって、そんなのわかってるでしょう! レンタル彼氏とかホストやってた時の客と同級生にでもなったりしたら、最悪じゃないですか。それに大学で青春を謳歌しても、どうせ俺は……っ!」



