王子様の弱みを握っただけなのに。



これはもう覗き見するしかない……!


悪心が働いた私は更にスマートフォンをポケットからそっと取り出す。



こんなに良い素材、他にない!



私は神様に告白を覗き見してもいいよ、とも言われてるような気分になって、カメラアプリでビデオを撮り始めた。


ちなみにこれをばらまくつもりはない。


やってることは犯罪だからね、自分の部屋で吟味しながら見てやろうじゃないか。


流石にそこまで悪い子じゃない。



そうしてしばらくしていると、



「……好きです、私と付き合ってください!」



キタァ!!


メインとなる目当てのシーンが早速やってきて、心の中でガッツポーズをする。



こんな美少女の告白なら、流石の王子様も頷くでしょ。


ふたりとも顔が整い過ぎて、絵になる。