でも、私にわざわざ手紙って一体誰だろう。
読めばわかるよね……?
白い封筒を改めて見る。
どこか不気味なオーラもするが気のせいだろう。
意を決して私は封を開けた。
「……え」
一瞬中学を思い出した。
ひとりを好むようになったきっかけを。
……怖い怖い。
そこにあったのは私の大量の写真たちと
"ずっと見てるから"と短く添えられたメッセージカード。
震える手で一枚の写真を取る。
歩夢と一緒に歩く見覚えのある写真だった。
裏をめくれば"この人は誰? 恋人は僕だよね? 浮気しちゃダメじゃないか"と狂気の滲むことが書かれていた。
「……どうして」
そして、ある言葉が私を支配した。



