暗黒王子と危ない夜【after】


「中島も言ってたけど、体調管理めっちゃ下手くそなんだよコイツ。そもそも体調悪いことに気づかねーっていう致命的な鈍感力」


頭の後ろで手を組んで、椅子の背にもたれかかる三成。


「暑さにも鈍くてさ。夏はしょっちゅう脱水起こすんだよな。怖くて目ぇ離せねぇだろ。こんな世話のかかるヤツ他にいるか?」



笑う三成に、そうだねと返す。

こうして心配しながら世話を焼いてくれる三成がいる。
誰よりも本多くんのことを理解している中島くんがいる。


一人で背負い込もうとする本多くんだけど、いつだって一人じゃない。


二人がいなかったら、本多くんはとっくに壊れてたんだろうな……と思う。

本多くんの支えになってあげられる二人が羨ましいし、そんな存在に、あたしもなれたらいい……のに。