暗黒王子と危ない夜【after】



心臓が跳ねる。

ちょうど近くを通りかかったらしい三成が伊代の前に立った。


幸い、本多くんは一緒じゃないようでホッとする。



「ねえー。萌葉と本多くん、今どうなってるの?」


直球でたずねる伊代。
すると三成は、ちらりとあたしを見てため息をついた。



「今回は……萌葉が悪い」


ビシッとあたしを指差す三成。

予想外の言葉に固まってしまう。



確かに、あたしはわがままなことばっかり言って困らせたけど……。



戸惑っていると、三成はあたしの袖を引っ張った。




「話したいことある。ちょっと来いよ」