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テスト期間が近づいてきていた。
勉強をしなきゃいけないと思いつつも、気づけばペンを持ったままぼんやりとしてしまって、なかなか身に入らずにいた。
クラスの中でも、ときどきテストの話題が飛び交っている。
「俺が勝ったら学食のランチおごりで」
なんて言ってる二人組に混じって、他の男子は「 どっちが勝つか」という賭け事を始めていた。
その会話を隣で聞いていた桃香が気だるいため息をついた。
「男子ってほんと勝負事好きだよね〜。俺が勝ったらナントカ〜とかさ」
それに対し、伊代が「わかる」と相づちを打つ。
「いいよねぇーテストであんなに盛り上がれるなんて」
「あたしもテスト明けのご褒美ほしいー。彼氏にお願いしよ」
ふと、本多くんのことが頭に浮かぶ。
100点を取ったら、……一緒に出掛ける……。
たぶん、もうとっくになかったことになってる、よね。
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テスト期間が近づいてきていた。
勉強をしなきゃいけないと思いつつも、気づけばペンを持ったままぼんやりとしてしまって、なかなか身に入らずにいた。
クラスの中でも、ときどきテストの話題が飛び交っている。
「俺が勝ったら学食のランチおごりで」
なんて言ってる二人組に混じって、他の男子は「 どっちが勝つか」という賭け事を始めていた。
その会話を隣で聞いていた桃香が気だるいため息をついた。
「男子ってほんと勝負事好きだよね〜。俺が勝ったらナントカ〜とかさ」
それに対し、伊代が「わかる」と相づちを打つ。
「いいよねぇーテストであんなに盛り上がれるなんて」
「あたしもテスト明けのご褒美ほしいー。彼氏にお願いしよ」
ふと、本多くんのことが頭に浮かぶ。
100点を取ったら、……一緒に出掛ける……。
たぶん、もうとっくになかったことになってる、よね。



