「ええっ……ちょっと、そんな急に」
そうは言いながらも、内心どきどきしていて、こんな展開になったことを喜んでいたりする。
三成が強引なのはいつものこと。
その強引さに助けられたことがたくさんある。
今だって、自分の勉強で忙しいからと言っているけど、本当は……。
「七瀬が学校戻ってきてからロクに話してねぇだろ、お前ら」
やっぱり。
「いいか、ちゃんと話せよ? お前がうじうじしてっと見てるこっちももどかしいっつうか、イライラするんだよ」
本多くんの成績が危ういのは本当だけど、三成はそれを利用して本多くんと一緒に過ごすきっかけを作ってくれようとしているんだ。
「ありがとう、三成」
「ん。あと、気まずくならねぇようにもうひとり呼んでやったから感謝しろよ」
「もうひとり?」
たずねると、にやりと笑顔が返ってくる。
「コーラ持ってってやらねぇとな」



