というわけで、結婚してください!

 だが、そのとき、うっ、と尊が低く声を上げた。

 ……ぽすが降ってきたようだ。

 ケージを開けて出てきたぽすに頭に飛び乗られたらしい。

「ぽすーっ、伏せっ!」

「いや、あのー……、ぽす、犬じゃないんで」

 そう苦笑いする鈴の前で、小さな黒い瞳のぽすが、遊んでー、と二人を見つめていた。




                          完