「いや、大変だが、楽しいのは楽しいかな。
支社長がめちゃくちゃ個性的なんだ」
と支社長の話を少し面白おかしく話すと、鈴は、ひどい支社長ですね、と怒ることもなく、笑って聞いていた。
やっぱりこいつは、俺と感性が似てるな、と尊は思う。
「口調は厳しいが、ありえないような言動がおもしろいんだ。
やっぱり、本社では、俺にちょっと遠慮がちな奴が多かったんだが。
こっちは、お前が何者だろうが知るかっていうようなジイさんとかも居て面白い」
そのジイさんがひとつの仕事に長年関わっていて、妙な技術に特化している様子を話していると、また笑っていた。
いいな、と思う。
慣れない職場なので、ずっと気を張っているが、こうして、鈴の笑っている顔を見るだけで、なんだか落ち着くし、幸せだ。
……でも、いい加減、今日くらいは、一緒に寝たいかな、と思うんだが。
……思うんだ……が……。
「尊さん、尊さんっ。
大丈夫ですか?
箸持って寝ないでくださいっ。
お布団入ってっ。
はいっ」
と鈴が前のめりに倒れそうな自分の額を手で支えてくれる。
支社長がめちゃくちゃ個性的なんだ」
と支社長の話を少し面白おかしく話すと、鈴は、ひどい支社長ですね、と怒ることもなく、笑って聞いていた。
やっぱりこいつは、俺と感性が似てるな、と尊は思う。
「口調は厳しいが、ありえないような言動がおもしろいんだ。
やっぱり、本社では、俺にちょっと遠慮がちな奴が多かったんだが。
こっちは、お前が何者だろうが知るかっていうようなジイさんとかも居て面白い」
そのジイさんがひとつの仕事に長年関わっていて、妙な技術に特化している様子を話していると、また笑っていた。
いいな、と思う。
慣れない職場なので、ずっと気を張っているが、こうして、鈴の笑っている顔を見るだけで、なんだか落ち着くし、幸せだ。
……でも、いい加減、今日くらいは、一緒に寝たいかな、と思うんだが。
……思うんだ……が……。
「尊さん、尊さんっ。
大丈夫ですか?
箸持って寝ないでくださいっ。
お布団入ってっ。
はいっ」
と鈴が前のめりに倒れそうな自分の額を手で支えてくれる。



