「弟に追い出されたのなら、嫁さんの方の会社に行けばよかったじゃないか。
支倉の狸ジジイは、お前を気に入ってるんだろう」
いや……狸はどっちかといえば、ぽすだが、と思いながら、黙っていると、
「支倉には跡継ぎがいるんだったか。
それでも、あの狸ジジイは情に厚いから、お前を悪いようにはしないだろうに」
と言われる。
実は鈴には兄が居るのだが。
ちょっと変わっていると噂のその兄は、ほぼ海外に居て、自分も見たことがない。
「まあ、いい。
さっさと働け」
と言って支社長は行ってしまう。
あとについて歩く秘書の丸山の方が、こちらを見て、ペコペコ詫びていた。
支倉の狸ジジイは、お前を気に入ってるんだろう」
いや……狸はどっちかといえば、ぽすだが、と思いながら、黙っていると、
「支倉には跡継ぎがいるんだったか。
それでも、あの狸ジジイは情に厚いから、お前を悪いようにはしないだろうに」
と言われる。
実は鈴には兄が居るのだが。
ちょっと変わっていると噂のその兄は、ほぼ海外に居て、自分も見たことがない。
「まあ、いい。
さっさと働け」
と言って支社長は行ってしまう。
あとについて歩く秘書の丸山の方が、こちらを見て、ペコペコ詫びていた。



