「いえ、新居をそのうち建てる予定だったので、家具はまだ用意してなかったんです」
と鈴は答える。
最近の家はクローゼットなど造り付けのものが多いから、買わない方がいいだろうという話になったのだ。
「そうか。
なら、お前の好きなものを買ってこい。
運ぶ手配が面倒くさいなら、ネットで買ってもいいし」
と言ったあとで、尊は、
「どれがいい?
好きに選べ」
と言って、財布から抜いたカードを広げて持ち、鈴に差し出す。
……トランプか。
「いえいえ。
ありますから、自分のが」
と言って、
「莫迦か。
お前はもう俺の嫁なんだ。
この家のものも、お前のものも俺が払う。
好きに使え」
と尊はそのトランプ(?)を手にしたまま言ってくる。
「あ、ありがとうございます」
では、と鈴が一枚抜くと、ブラックカードだった。
……普通のでいいんですが。
と鈴は答える。
最近の家はクローゼットなど造り付けのものが多いから、買わない方がいいだろうという話になったのだ。
「そうか。
なら、お前の好きなものを買ってこい。
運ぶ手配が面倒くさいなら、ネットで買ってもいいし」
と言ったあとで、尊は、
「どれがいい?
好きに選べ」
と言って、財布から抜いたカードを広げて持ち、鈴に差し出す。
……トランプか。
「いえいえ。
ありますから、自分のが」
と言って、
「莫迦か。
お前はもう俺の嫁なんだ。
この家のものも、お前のものも俺が払う。
好きに使え」
と尊はそのトランプ(?)を手にしたまま言ってくる。
「あ、ありがとうございます」
では、と鈴が一枚抜くと、ブラックカードだった。
……普通のでいいんですが。



