というわけで、結婚してください!

「っていうか、これ、外から丸見えだろうが」
と言いながら、尊は鈴をもう一度、布団に寝かせようとする。

 そのまま、上に乗ってこようとする尊に、

「あっ、えーと。
 お急ぎではっ?」
と慌てて鈴は言った。

「お急ぎだ。
 残念ながら」
と尊は渋い顔をして言う。

「仕事に差し支えるから、寝ないわけにもいかない。

 だから、ちょっとだけ――。

 そうだな。
 仕事中、お前のことが気になって、仕事が手につかなくならない程度に……

 って、無理か」
と尊は笑う。

「なにしてても、なんとなく……

 お前のこと考えてる」

 そう囁きながら、尊は鈴の頬に触れてきた。

「仕事でうっかりミスしたら、お前のせいだからな」
と言う尊に、ええっ? と言うと、尊はちょっと笑ったあとで、キスしてくる。