「あの人は昔から、姉さんにベタ惚れで。
でも、実際結婚してみたら、うまくいかなかったのよ。
ほら、姉さん、ああいう人だから」
どういう人なんですか……。
「だからね。
同じ顔の私だけど、中身は姉さんとは違うから、上手くやれるんじゃないの、みたいな感じで誘惑したのよ」
そ、そうなんですか……。
「でも、あの人は、やっぱり、私じゃ違ったな、と思ってる。
だからって、今更、プライドの高い姉さんのところには戻れないし。
姉妹を行ったり来たりじゃ、さすがに外聞が悪いじゃない」
いや、最初から悪いと思いますが、と泉美の告白に固まりながらも、鈴は思う。
「でも、いいの――。
私たちはこれでいいのよ」
そう覚悟を決めたような顔で言う泉美に、これは自分が口を出せることではないな、と思い、鈴は黙った。
でも、実際結婚してみたら、うまくいかなかったのよ。
ほら、姉さん、ああいう人だから」
どういう人なんですか……。
「だからね。
同じ顔の私だけど、中身は姉さんとは違うから、上手くやれるんじゃないの、みたいな感じで誘惑したのよ」
そ、そうなんですか……。
「でも、あの人は、やっぱり、私じゃ違ったな、と思ってる。
だからって、今更、プライドの高い姉さんのところには戻れないし。
姉妹を行ったり来たりじゃ、さすがに外聞が悪いじゃない」
いや、最初から悪いと思いますが、と泉美の告白に固まりながらも、鈴は思う。
「でも、いいの――。
私たちはこれでいいのよ」
そう覚悟を決めたような顔で言う泉美に、これは自分が口を出せることではないな、と思い、鈴は黙った。



