というわけで、結婚してください!

「征が貴女を此処へ閉じ込めたの?」
と窺うように、こちらを見たあとで泉美は訊いてくる。

「はあ。
 まあ、そんな感じで」

 はっきりお宅の息子さんです、と言うのも悪い気がして、ぼんやり曖昧に言ったのだが、

「そうなの?
 貴女、なんてことしてくれたの」
と叱られる。

「うちの息子が犯罪者になるじゃないの」

 はあ、すみません……と鉄格子をつかんだまま謝りながら、やっぱり、此処んちに嫁に来るの、やだな~と思っていた。

 だが、とりあえず、この家の人間が来てくれたので、今、一番気になっていたことを訊いてみる。

「あのー、此処は一体……」