みんな、まだなにか続きがあるんだろうと思っていたからだ。
「そこで終わりか」
と征が訊いた。
「終わりだが?」
と言った尊に、征が言う。
「……お前、それ、見てすらいないよな?」
「いやいやいや。
着物着てたが、スタイルが良さそうだな、というのと、顔が小さくて、真っ白だな、というのは見えた。
ああ、あと、髪が黒かったな」
……今、よくわかった、と鈴は思う。
この兄弟は実はよく似ている――。
では、何故、尊さんの方でなければならないのかと問われたら、よくわからないのだが――。
「陰から見てたとかいうのが恥ずかしくて、今まで口にしたことはなかったんだが。
お前、あのとき、なにを言ってたんだ」
と尊が訊いてくる。
「いや……、なんでしたっけね?」
「そこで終わりか」
と征が訊いた。
「終わりだが?」
と言った尊に、征が言う。
「……お前、それ、見てすらいないよな?」
「いやいやいや。
着物着てたが、スタイルが良さそうだな、というのと、顔が小さくて、真っ白だな、というのは見えた。
ああ、あと、髪が黒かったな」
……今、よくわかった、と鈴は思う。
この兄弟は実はよく似ている――。
では、何故、尊さんの方でなければならないのかと問われたら、よくわからないのだが――。
「陰から見てたとかいうのが恥ずかしくて、今まで口にしたことはなかったんだが。
お前、あのとき、なにを言ってたんだ」
と尊が訊いてくる。
「いや……、なんでしたっけね?」



