というわけで、結婚してください!

 朝は、一応、早起きしてみたのだが、朝食のバイキングに数志の姿はなく、尊は舌打ちし、
「逃げられた……」
と呟いていた。

 いや、一体、何故、数志さんをどつこうとしているのですか。

 そして、数志さん、そんな早朝から何処行ったんでしょうかね?

 帰っただけかな? と思いながら、そういえば、何処へ行くとも決めていなかった九州の地を鈴たちは、ただひたすら、車で走っていた。