というわけで、結婚してください!

「あんな可愛い鈴になにかするとか可哀想だろうっ」
とすやすや眠っていた鈴を思い出しながら、深夜なので、抑えた声で叫ぶと、

「貴方が可哀想がってるうちに、征様がなにかしますよっ。

 っていうか、鈴様、あんなだけど、ちゃんと生身の大人の女性ですよ。
 早く手をつけないと、誰かがつけますよっ。

 征様とか、俺とか、窪田さんとかっ」

「なんかいろいろ混ざってるぞっ!?」

「遊びで手を出す男もいるって話です。

 それくらいなら、深く鈴様を愛している貴方にどうにかされた方が鈴様も本望でしょうっ。

 俺は明日早いんですっ。
 おやすみなさいっ」
と言って、数志はブツッとインターフォンを切ってしまった。