というわけで、結婚してください!

「……あ、ありがとうございます」
とどう返していいかわからず、とりあえず言うと、

「ひとりか」
と訊かれる。

「はい。
 征さんもおひとりですか?」

「ひとりだ」

「……『ぽすは預かった』んじゃなかったんですか?」

 征は自宅に帰っているようだし、ぽすの姿はないようだが、と思いながら言うと、

「預かっているぞ。
 だが、お前には見せん。

 そして、ぽすは、一匹だろうが。
 ぽすと居ても、二人じゃない」
と言ってくる。

 いやまあ、そりゃそうなんですけどねーと思っていると、
「尊のことだろう」
と言われた。