「…エナ、どうしたんだ?こんな所で。学校はこっちじゃないだろ?」

鋭太郎は自分の会社のことは忘れて、エナの心配をする。
すると、エナはニコッと笑って鋭太郎を見上げた。

「あのね、エナ、パパのこと探してたの。そしたら迷子になって…そしたらね!メイナお姉ちゃんが助けてくれたの。お姉ちゃんのお陰でパパに会えた♪」

「そっか。…でも、もう学校行かなきゃダメだろ?インフルエンザ治ってほんとよかったよ。さ、行っておいで。」

鋭太郎がエナを学校に向かわせようとした時、