なんなんだあいつは…

そう思いながら、鋭太郎はエナのために新しい氷枕とスポーツドリンクを用意し、再び二階へ上がった。

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そっと部屋に入ると、エナはもう寝ていた。

「ずっとパパと一緒に暮らそうな…」

エナの頭を撫でながら呟く鋭太郎。
エナの熱はさっきより下がっているようだった。
安心した鋭太郎は眠くなってきて、大きなあくびをした。

その夜、鋭太郎はエナの部屋の床で寝た。