雷王に愛された花

「変じゃないかしら、、、?」

「ええ、とてもキレイですよ。クリス様もお喜びになるかと。」

「そう?じゃあ、行ってくるわね。おみやげ、楽しみにしてて!」

「分かりました。行ってらっしゃいませ。」


昨日の今日でどんな顔をして会ったらいいのかわからないわ。人に好きって言われなのなんて初めてだし、あんなに甘い言葉を囁かれたのも初めてだった。
びっくりしたけど、じわじわと心があったまるような感じがして嬉しかった。
クリスが大きな声を出したときの苦しそうな顔を見たら、私も心がきゅーっと締め付けられて苦しかった。
自分の気持ちがわからないからもやもやして嫌だ。好きになるとどうなるのかな。
「待たせたな。悪い。」

「ううん、ちょっとだけ早く出てきたの。」

「行くか。乗れるか?俺専用だから少しステップが高いんだ。ほら。」

「ありがとう。スカートがなかったらきっと1人で乗れたわ。もう、もう少し動きやすいのにすれば良かった。」

「いや、かわいいけど?似合ってるよ。さすが俺だな。」

「??どういうこと?」

「俺がデザインのアイデアを出したんだ。スケッチはできないからさせたけど。デザイナーはミレイに会っていないのだからイメージできないだろう?
だから、俺がデザインしたんだ。数枚だけどその中の1枚を着てきてくれて嬉しかったよ。」