何センチあるんだろうってくらい踵の高い靴がディスプレイされる中、比較的ヒールが控えめでシンプルなサンダルを見繕った蒼くんは私を試着用であろう小さな椅子に座らせて。 「なにが勿体ないの?自分の彼女が可愛い服着てくれてんのに買いたいと思わない方がおかしくない?」 目の前に跪いて、そのまま真剣な顔で私を見上げた。 「それに俺、こうみえて結構稼いでるから気にしなくていーの。 ね、だから早く足出して」