「袋もらったから着てた服入れな?」 「あ、ありがとう…」 本当に、どこまでも気が利くなあ。 蒼くんが広げてくれたのはお店のロゴが入ったパステルブルーの紙袋で、スマートすぎる立ち振る舞いに頭が下がって。 「ありがとうございました〜!」 お店の前で深々とお辞儀をして私たちを見送る店員さんに軽く会釈をして、次に連れられて入ったのは靴屋さん。 「服に合わせるなら黒か白だよね。でも心和は黒より白の方が」 「っ、蒼くん!」 「ん?」 「本当に、いいから…!私には勿体ないよ」