いつの間にか試着室に掛けてあったワンピースを店員さんに手渡した蒼くんはそのままレジに進んでしまって、未購入の服を着たままの私は追いかけることが出来ず。 「だめだよ蒼くん!お金払うよ!」 「いらないいらない。誕生日プレゼントってことで、ね?ほら、早く着替えておいで」 既にタグの切られたワンピースを差し出されてしまえば受け取るしかなくて。 「うん、可愛い」 着替えて試着室を出た私を見た蒼くんは、満足そうに微笑んだ。