遠くの方から聞こえる部活動の掛け声をBGMにしてまずは本校舎の水やりを終えて、次は旧校舎へ。 本校舎と旧校舎の間には丁度私の身長くらいのフェンスが立ててあるから回っていかなきゃいけないのが少し面倒なところ。 フェンスを背にして同じ手順で水やりを終えて、さぁ帰ろうと思ったんだけど… ーーーーガシャッ!!! 「っう、わ!」 背後からフェンスの軋む音と同時に、誰かの驚いたような声がして。 振り返るとそこには、今まさにフェンスを乗り越えようと身を乗り出している水瀬くんの姿があった。