「っ、はい!すぐにお通しできます!」 振り返った店員さんは意外にも男性客だったことに驚いたのか、はたまた蒼くんのルックスに息を飲んだのか、一瞬言葉を詰まらせた。 無意識にサッと前髪を整えたから、多分後者だろうな、なんて。 「ほら、行っておいで」 「え、わ、ちょっと蒼くん!?」 「ちゃんと一着ずつ見せてね」 そんな呑気なことを考えていた私は、蒼くんの手によって可愛いお洋服たちと一緒に試着室に押し込まれた。