「ーーもしかしてこの間、今日のこと話そうとしてた?」 蒼くんが足を止めたのは街中から少し外れた小さな公園にたどり着いた頃で、問いかけに小さく頷くと深いため息が返ってきた。 お、怒ってる、よね…? なんでだろう。私が高坂さんとのデート邪魔しちゃったから…? 「…なんでちゃんと言わないの」 「え」 「知ってたらあんなのちゃんと断ったのに」 あ、あんなのって…高坂さんのこと、だよね? 高坂さんレベルをあんなの扱いできちゃうの、多分蒼くんくらい。