「あのね、来週の日曜…」 「ねえ蒼。次の日曜のこと覚えてるよね?」 勇気を振り絞って口にしようとしたけれど、その瞬間、目の前で高坂さんの腕がするりと蒼くんに絡んで、言葉を詰まらせた。 「莉々のたんじょーび。どこ行こっか?」 「どこでもいいよ。莉々の行きたいところで」 「ほんと?やった!」 嬉しそうに蒼くんに寄り添う姿は私から見ても絵になって、これ以上何か言う気にもならなくて。