逃げていこうとする手を捕まえて恋人繋ぎに繋ぎ直すと、耳まで真っ赤になっていて。 「…かーわい」 「っ、」 思わず漏れた心の声はその耳に届いたのか、はたまたそうじゃないのか。 俯いたまま隣を歩く心和の手を引きながら、駅までの道を歩いた。