あっという間に切られた電話。 間違い電話じゃない上に、すぐ行くからって言ってた、よね? プチパニック状態の私がその場で固まっていると、本当にすぐ水瀬くんが現れて。 「一ノ瀬さん見っけ!」 いたずらっ子みたいな笑顔を向けられて目がくらんだ。 「お昼まだだよね?一緒にどうかなと思ってさ」 「っ、」 「ほら、行こ」 自然に取られた右手に、心臓が弾け飛んだかと思った。