「まぁ、そういうことだから。あんまいじめないであげて?」 チャイムが鳴って、先生たちが体育館にやってきたところで必然的に解散となった私たち。 水瀬くんが最後にそんなことを言い残して私の頭に手を置くものだから、A組女子が地獄の空気になったことは言うまでもなく。 「…やるじゃん、水瀬蒼」 その場を楽しんでいたのは、私の隣で一部始終を見ていたユキちゃんだけだった。