呆れ声のユキちゃんに返事をしながら、目では水瀬くんを追っていると予想外にバチッと目が合って。 「お、こっち見た……のに、あんたが逸らしてどうすんの!?」 「ご、ごごごごめん!条件反射っていうか…」 「はぁ?…ってか、こっち来るけど」 「えっ」 そ、そんな、まさか。 水瀬くんが私を認識して向かって歩いてくるなんてこと、有り得る? どうやら反射的に体ごと背を向けてしまった私が恐る恐る向き直すよりも水瀬くんの長い足が歩みを進める方が早かったらしく。