本当にこの人が蒼くんの、お母さん?
確かに見た目こそ綺麗で、日本人離れしたスタイルで、似てると言われれば似てるけど…
「…あなたも」
「え…」
「こいつ、女なら誰にでも同じだから。あなたみたいな初心な子、もっとまともな男選んだ方がいい」
…どうしてそんなこと、言えるの。
自分の子に、なんで、そんなこと。
「っ、あ、の…!」
蒼くんは、違う。もっとまともな、なんて言われ方されるような、そんな人じゃない。
考えるより先に声に出してしまいそうになったその瞬間、ぎゅっと手を握ったのは、意外にも私じゃなかった。

