「あおく、ん、っ」
私が次の言葉を紡ぐのを邪魔するようにまたすぐにちゅ、ちゅ、優しいキスが落ちてきて、少しすぐったい。
どうしよう。距離を取られたことは間違いないのに、落ち込んでる隙すら与えてくれない…っ!
「……あま。チョコ味」
再び唇を割って入った蒼くんの舌が口内を舐めとるようになぞって、ゼロ距離でそう呟かれれば、限界を迎えるには十分すぎた。
「あ、逃げた」
「っだ、だって!恥ずか、しい…っ」
「なんで?可愛いのに」
思わず顔を背けた私の髪をすくい上げる指先は相変わらず優しくて、それ以上なにも聞けなかった。

