**** 「うえ。まじで噂通りじゃん」 翌日。 朝の挨拶が飛び交う教室の隅で昨日の出来事をユキちゃんに報告すると、案の定いい顔はせず。 「はーーあ。私は悲しいよ心和。あんたの初めてのお付き合いが浮気前提なんてさぁ…」 「…知ってて言ったんだもん。しょうがないよ」 水瀬くんは来る者拒まず去るもの追わずのスタイルだけど、付き合う前にみんなに言っていることがあるとは小耳に挟んでいて、それがあの浮気宣言というわけ。 分かってはいたけど、確かに私も一瞬ドキリとした。