「ーーほら、2人とも起きた起きた!!!」
「っ、!?」
いつの間にか深い眠りに落ちていた私の耳に突然響いたのは、よく通る女の人の声。
耳元で結構な音量で声をかけられて反射的に飛び起きると、そこには養護教諭の梶先生が仁王立ちで私…いや、私たちを見下げていて。
「…うるっさ、なに…」
「なにじゃない、この女たらし!!相手が一ノ瀬さんじゃなかったら不純異性交友で今度こそ生徒指導課に突き出してるところだっての!」
私より少し遅れて起き上がった蒼くんが、キツめに怒られている。
「陽子ちゃん、今何時?」
「さっき1限終わってもうそのうち2限始まるとこ!分かったらほら、さっさと退く!」

