胸が、詰まる。 驚きと嬉しさで、今すぐ飛び上がってしまいたいような、そんな感覚。 でも声にはならなくて、ただただ目を見開いて固まるだけの私を見て水瀬くんはふわりと優しく笑った。 「ねえ、なんか欲しいものある?」 「え…?」 「ほら、今日のお詫び。あ、でもあんま高いものは勘弁ね?それかものじゃなくても何かして欲しいこととか」 「……き………さい」 「ん?」 「っわたしと!お付き合いしてくださいっ!!!!」