白崎さんの溺愛

そう言って、自分の気持ちを今まで以上に吐き出して。

一生懸命、矢島くんを見る。

だけど、私のそんな言葉にぽかん、とする矢島くんを見て…我に返った途端。

私はさすがに恥ずかしすぎて、思わず照れた。



「…、」

「…あ、て、ていうのが…私の気持ち…」

「…、」

「…デス」



そう言って、何だか矢島くんを真っ直ぐに見るのが恥ずかしくなって、思わず私も下を向く。

勢いで言った、わけじゃないし…今言った気持ちは全部本当の気持ちなんだけど、矢島くんはどう思ってるかな。

だけど矢島くんはしばらく何も言わなくて、そんな彼に私が不安を覚えると…その時ようやく矢島くんが言った。



「…ちょ、待って」

「…?」

「廊下のど真ん中で、よく…そんな恥ずかしいことが、ハッキリ言えるな」

「…えっ」



そう言って、矢島くんが恥ずかしそうに周りを見るから。

私は矢島くんの言葉に、一旦冷静になって周りを見渡す。

するとそこには、たくさんではないけれど…廊下にたむろする生徒達が、何人か、いて…。

さっきまでは、いなかったはず…なのに、こんなのってない。



「!!…っ、」



他の生徒達が興味津々に私たちを見ている、気がして…それに気が付いた私は、思わず顔を両手で覆った。



「え、やだ嘘でしょ!?」

「…、」

「はっずかしいんだけど!」



そう言って、思わず顔を赤くしていると…