生徒会の姫と秘密


病室に入ると、芽依が眠っていた

点滴のくだに繋がれ、腕や頭に包帯を巻いた芽依はかなり痛々しそうだった


「...ん」

「芽依?」

芽依を覗き込むと

長いまつ毛が上に上がり、ゆっくりと大きな目が開く

ーギュッ

いきなり、芽依が俺に抱きついた


「...!!...芽依??」

「抱っこ」

やば、芽依
小さい子みたいになってる

可愛いんだけど...

そのまま、こっちに引き寄せたいのはやまやまなんだけど

「芽依?1回はなそうか?」

「やっ!」

即答じゃん