エイト…4年…
乃絵琉は腹の底から込み上げてくる吐き気を必死に堪えた。

萌夢叶『ねえ、そのノエルの知り合いなんて人?今度聞いてみよっか?』

しかし、萌夢叶に心配をかけるわけにはいかない。
乃絵琉は震える指先を必死に固定させながら萌夢叶に返信する。

乃絵琉『うーん、やっぱよくよく考えたら、人の名前勝手に教えんのってダメだよね…(´・ω・`)その知り合いの人、個人情報とか結構キビシー人なんだ。ごめん。』

萌夢叶『そっか、そーだよね。ごめんね?
ノエルはホント真面目で良い子だよね!
嫌味とかじゃないよ?ほんとまじでノエルのそういうところ尊敬してる(⌒▽⌒)』

何も知らない萌夢叶からの純粋なメッセージが、乃絵琉の心を締めつけた。