そうして私達は2年C組のお化け屋敷へとやってきた。
外観からおどろおどろしい雰囲気がただやっていて、少しだけ怖い。
2年C組、本気だ…。
相当文化祭に向けて真剣に取り組んできたのが分かるくらい、精巧な作りだ。
盛況していて、少し並んでようやく次の順番が回ってきた。
あ、どうしよう……足がすくむ。
やっぱり一人だけ外で待ってようかと思っていると、空がきゅっと手を握ってきた。
「天音、怖い?」
「……少し」
問いかけてくる空に正直に答えると、握った手を持ち上げて見せてきた。
「これで、怖くない」
空が小さく微笑んで言ってくれるから、確かに怖さは和らいだ。
ここから出るまで、このまま手を握っててもらおう。
私はお化け屋敷に入るのを決心した。



