5人の王子とお姫様!



その後、お茶を楽しんだ私達は体育館へとやってきた。


楓斗もちょうど休憩に入るということで一緒に。



すると、館内は真っ暗でちょうど何か始まるようだ。


『これより、3年B組のシンデレラを開演致します』


幕が上がって劇が始まった。


空いてる席に座った私達は、劇に目を向ける。


「ん、ほらよ」


「あ、ありがとう」


楓斗に飲み物を差し出されて素直に受け取る。


暗闇でも分かる笑みでふっと笑った楓斗は前に視線を向ける。



『シンデレラ!シンデレラ!掃除はもう終わったのかい!?』


長い髪を三つ編みにして前に垂らした女性が出てきた。


……わ、美人さんだ…。


鋭い眼光で舞台の奥に目をやる、おそらく継母役の人。


「……あれ、聖じゃね?」


「……だよね。ふーと聞いてなかったの?」


「ぶはっ、くくっ。聖がまさかっ…」


「しーっ、みっつー静かにっ」



……まさかの聖が継母役だった。


あまりに綺麗過ぎて気付かなかった…。