5人の王子とお姫様!



そうして楓斗のクラスに到着。


どうやら赤ずきんモチーフのカフェらしく、店先には楓斗の姿があった。


狼の仮装だろうか、白シャツに黒のベストを合わせた楓斗がモフモフの耳のカチューシャを頭に付けている。



「なっ…お前ら来てたのか!」


少しだけ気恥ずかしそうな顔で、傾いていた耳を直しながら近くに寄ってくる。



「せや、見に来てやったで」


「ところで楓斗が狼ってことは赤ずきんもいるんだよね?どこどこー?」


「あれだ」


楓斗の親指が指差す方を見ると、赤ずきんはガタイがいい男子だった。


しかし服装はなんとも可愛らしいワンピース姿で、一体全体どうしてこんなことに…。


一同、ショックを受けたように黙り込む。



「俺のクラスのマスコットキャラクターだ。小動物が大好きで、心優しい筋肉の塊……の設定だ」


そんな紹介をしながら、楓斗はチラリと私を見る。