「あ、いいね!行こーよ!」
と、琉羽が先導して案内しようとすると。
「俺も混ーぜーて」
いつの間にやら隣にいた光邦が、がっしり私の肩を掴んでチョキで決めポーズ。
それをぺいっと払う理沙子姐さんの俊敏さ。
で、できる、この人…。
でもどうして理沙子姐さんが…?
「ほら、あんたに言われた虫除けしたよ。券よこしな」
「もー、こんなに早く使う羽目になるなんてなー」
どうやら琉羽から賄賂を渡されたらしい。
別クラスのクレープの無料券が琉羽から理沙子姐さんに進呈された。
「俺虫なん!?」
というやり取りはさておき。
「どや、このうさぎ。」
言いながら、フードを被って見せる光邦。
……これが、うさぎ…?
血の付着物を口元につけた、おどろおどろしい着ぐるみ。



