ここからは自由時間だ。
とはいっても、ちゃんと仕事はある。
プラカードを首から下げて宣伝するのだ。
『可愛い女の子おります!ぜひ1-Aの和風縁日へ!』
私も理沙子姐さんも午後はいないし、いつの間にやら客引き係になっていた琉羽も私たちと回ることになっている。
午後の時間は女の子いないんだけど……いいのかな、こんなこと書いて。
まるで詐欺のようなその文言を眺める。
「そういえば、空は?」
「え、天音の後ろにいるよ」
私の後ろを指さす琉羽の言葉に振り返ると、やっと仕事が終わったと言わんばかりに早くも眠そうな空がいた。
「どこから回ろっか?」
「……あっ、楓斗のカフェ行ってみたい」
楓斗のクラスはカフェだと光邦が言っていたことを思い出した。



